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title: マテリアルスペシャリストのラバー｜規則変更から生まれた異質系の発想
description: マテリアルスペシャリストはどんな卓球メーカー？創業者の開発動機と社名の由来から、SPINFIRE・WILDFIRE・HALLUCINATION・DIABOLIC SPECIALの違いを読み解きます。半粒、粒高、アンチの設計と厚さの意味も整理します。
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# マテリアルスペシャリストのラバー｜規則変更から生まれた異質系の発想

 2026年10月20日

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目次

SUMMARY

この記事の要約

慣れた用具が使えなくなったら、自分の戦い方をどう残すか。その問いから製品開発へ進んだのが、ドイツの卓球ブランド、マテリアルスペシャリストです。表ソフト、半粒、粒高、アンチには、それぞれ違う回転と速さの考え方があります。全9回の「知られざる海外卓球メーカー図鑑」、第5回は、創業の背景とラバーの構造から、このメーカーの面白さに迫ります。

この記事でわかること

- [粒高とアンチを使う創業者の用具探しが開発の原点](http://choretaku.com/magazine/der-materialspezialist-maker-guide#point-1)
- [表と半粒で逆になる、自分から回転を作る設計に注目](http://choretaku.com/magazine/der-materialspezialist-maker-guide#point-2)
- [アンチには厚いスポンジほど遅くする設計もある](http://choretaku.com/magazine/der-materialspezialist-maker-guide#point-3)

![バッグの用具と手元のラケットを見比べる男性](http://choretaku.com/hs-fs/hubfs/magazine/article-images/der-materialspezialist-maker-guide/der-materialspezialist-maker-guide-scene1-20261019-v1.webp?width=1280&height=721&name=der-materialspezialist-maker-guide-scene1-20261019-v1.webp)

普段のプレーを思い出しながら、今の用具で残したい長所を考えてみましょう。

## マテリアルスペシャリストは、自分の戦い方を残すために生まれた

### 粒高とアンチを使う創業者の用具探し

[メーカーの公式沿革](https://www.der-materialspezialist.com/Ueber-uns:_:23.html)によると、会社を設立したのはGuido Georg Heun氏です。本人は粒高やアンチを使うプレーヤーで、用具の規則が変わったあと、代わりになる製品に満足できず研究を始めたと説明しています。

粒高は、細長い粒を外側に向けて打つラバーです。アンチは表面が平らで、回転の影響を抑える性質を利用します。見た目や仕組みは異なりますが、どちらも強いドライブで押し切るだけとは違う戦い方を支えます。

**開発の起点は、単に珍しい球を出すことではなく、慣れ親しんだプレーを続けるための用具探しでした。** 相手の速い球を抑えたり、回転の違いで打ちにくくしたりする楽しさを、製品へ落とし込もうとした経緯が分かります。

### 名前は地元新聞の記事から

長いブランド名の「der-materialspezialist」は、公式沿革では、地元新聞がハウン氏を材料の専門家と呼んだ記事に由来するとされています。メーカーは、用具を工夫するプレーヤー自身も専門家だという考え方につなげています。

自分に合うラバーを探すとき、ただ有名な名前を覚えるより、「どの球を返しやすくしたいか」を考える方が面白くなることがあります。社名の由来にも、そうした用具選びへの関心が表れています。

| 年 | 公式沿革で確認できる出来事 |
| --- | --- |
| 2010年 | ハウン氏が会社を設立 |
| 2014年 | 商標を登録 |
| 2019年 | BARNA ORIGINALと統合 |

BARNA ORIGINALとの統合後も、それぞれのブランド名を持つ製品が並んでいます。会社の歩みを知ると、同じ公式サイトで複数のブランド表記に出合う理由も理解できます。

この連載で扱った[GEWOの選手との共同開発](http://choretaku.com/magazine/gewo-maker-guide)とは、出発点の違いも興味深いところです。選手の得意技を支える開発もあれば、使いたい用具を自ら探し始める開発もあります。

## SPINFIREとWILDFIREは、回転への考え方が違う

### 表ソフトで自分から回転を作るSPINFIRE

[SPINFIREの公式説明](https://www.der-materialspezialist.com/Belaege/der-materialspezialist/Kurze-Noppen/SPINFIRE::201.html)には、短い粒を密に配置し、FIRESTORM由来のゴム配合を採用したとあります。表ソフトでありながら、裏ソフトに近い回転を目指した開発意図です。

表ソフトと聞くと、回転をかけずに速く打つ姿を想像するかもしれません。ところがSPINFIREは、粒のある面でも自分から回転を作る方向を打ち出しています。表ソフトの特徴を1つの打ち方だけで決めつけられない例です。

たとえば、相手がゆっくり返してきた球を、ただ押すのではなく回転をかけて返したい。そう考える人には、公式が回転の作りやすさをどう説明しているかが読むべき部分になります。

### 半粒とアンチの発想を組み合わせたWILDFIRE

一方、[WILDFIREの公式説明](https://www.der-materialspezialist.com/Belaege/der-materialspezialist/Halblange-Noppen/WILDFIRE::226.html)は、半粒の構造にクラシックアンチ由来の配合を組み合わせたとしています。半粒は、表ソフトと粒高の中間的な粒形状を指す呼び方です。

こちらは、自ら作る回転を意図的に少なくする設計です。SPINFIREとは名前の響きが似ていますが、回転への考え方は異なります。

**同じメーカーの粒が外にあるラバーでも、「回転を作りたい」と「回転を抑えたい」を分けて読むと、違いがはっきりします。** 変化が大きいかどうかだけで並べると、この大切な差を見落とします。

**WILDFIREは公式では半粒の分類**

アンチ由来の配合を使う説明があっても、製品の分類はアンチではありません。構造の分類と、ゴム配合が目指す性質を分けると理解しやすくなります。

### プレーを想像して読み比べる

ここまでの違いは、メーカーの開発説明を読んだ整理です。実際に打ち比べて回転量を測った結果ではありません。それでも、自分が練習で何を確かめたいかは具体的になります。

- 相手の回転が少ない球に、自分から回転を加えたいか。
- 速いドライブを受けたとき、返球の長さを抑えたいか。
- バックで変化を出したあと、フォアで攻めたいか。

「異質系だから変化重視」とまとめず、自分が加えたい回転と、抑えたい速さを分けて考えるのが出発点です。 裏ソフトにも性格の違いがあることは、[銀河の通常版と特注版の開発背景](http://choretaku.com/magazine/yinhe-maker-guide)を読むと分かります。

![粒の異なる二つのラバー片を前にボールを持つ男性](http://choretaku.com/hs-fs/hubfs/magazine/article-images/der-materialspezialist-maker-guide/der-materialspezialist-maker-guide-scene2-20261019-v1.webp?width=1280&height=721&name=der-materialspezialist-maker-guide-scene2-20261019-v1.webp)

自分から回転を作るか、相手の回転を利用するか。得点につながる打ち方を思い浮かべて比べましょう。

## 粒高HALLUCINATIONは、柔らかさだけで説明しない

### 衝撃を抑えるゴムと、摩擦のある粒頭

[HALLUCINATIONの公式説明](https://www.der-materialspezialist.com/Belaege/der-materialspezialist/Lange-Noppen/HALLUCINATION::235.html)では、柔らかいゴムで衝撃を抑えながら、粒の頭には摩擦を持たせたとしています。粒高だから、ただ滑らせて返すという設計ではありません。

ラバー全体が柔らかいことと、球が触れる粒頭に摩擦があることは、別々の要素です。素材の柔らかさだけを見て「全部同じように止まる」と考えるより、粒の表面まで読むと構造の意図が見えてきます。

**粒高の説明では、粒の高さに加え、曲がり方や粒頭の摩擦にも注目したいところです。** 同じ分類の製品でも、受けるだけの球と自分から動かす球のどちらを重視するかが異なります。

### OXと0.7mmで残したい打球が変わる

公式掲載の選択肢は、スポンジを付けないOXと、0.7mmのスポンジ入りです。メーカーは、スポンジ入りでは攻撃の選択肢が増える一方、コントロールを少し失うと説明しています。

この取捨選択が、製品を理解する手掛かりになります。スポンジが付けば、守りと攻めが一方的によくなるという説明ではありません。何を増やす代わりに、何を調整する必要があるのかを示しています。

**変える前に、使う打球を決める**

バックで止める球が中心なのか、浮いた球を自分から押して攻めたいのかを考えてみましょう。同じ製品名でも、スポンジの有無まで確認すると比較が具体的になります。

粒高を使ってみたい人も、最初から難しい変化を全部出そうとする必要はありません。練習相手とラリーを続け、軽く当てた球と自分から押した球で、返球の長さがどう違うかを見るところから始められます。

![スポンジの有無が異なるラバー片の端を見比べる男性](http://choretaku.com/hs-fs/hubfs/magazine/article-images/der-materialspezialist-maker-guide/der-materialspezialist-maker-guide-scene3-20261019-v1.webp?width=1280&height=721&name=der-materialspezialist-maker-guide-scene3-20261019-v1.webp)

OXとスポンジ付きでは選択肢が変わります。攻撃とブロックのどちらを増やしたいか考えてみましょう。

## DIABOLIC SPECIALは、厚さと速さの関係も独特

### 厚いスポンジを減速のために使う

[DIABOLIC SPECIALの公式説明](https://www.der-materialspezialist.com/Belaege/der-materialspezialist/Anti-Top/DIABOLIC-SPECIAL::175.html)は、アンチのスポンジ厚さを次のように説明しています。

| 厚さ | メーカーが示す設計上の位置づけ |
| --- | --- |
| 1.0mm | 相手の回転を返す性質を最も重視 |
| 1.3mm | 両者の中間 |
| 1.6mm | 最も遅い設定 |

裏ソフトの選び方を調べた経験があると、厚いスポンジほどよく飛ぶと考えがちです。この製品では、厚さを増すことが減速を強める方向に説明されています。

厚さの数字だけで速さを決めず、そのスポンジが弾ませるためか、衝撃を抑えるためかを読む必要があります。 同じ「厚い」という言葉でも、役割が変われば意味は変わります。

### 速い球を短く返したあと、何をしたいか

相手のドライブが速く、ラケットに当てても台から出てしまう。そんな場面では、減速を狙った設計に惹かれる気持ちも分かります。ただ、返球を短くすることだけが、ラリーの目的ではありません。

短く返したあとに相手が持ち上げてきたら、もう一度アンチで受けるのか、反対面で攻めるのか。ここを考えると、遅さの好みを自分の得点パターンと結び付けられます。

**アンチを見るときは、相手の強打を抑える役割と、その次に自分が打つ球を一緒に考えると選びやすくなります。** 回転量や返球の成功率は、用具の説明だけで保証できるものではありません。

### 製品固有の接着指示も設計の一部

公式は接着に付属シートを使うよう案内しています。いつもの裏ソフトと同じ貼り方を前提にせず、こうした製品固有の指示も読んでおきたいところです。

**貼る前に説明を読む**

特殊なスポンジを使うアンチでは、指定された接着方法まで含めて確認しましょう。表面の性能説明だけ読んで、接着の注意を飛ばさないようにしてください。

![ラバーを貼る前に説明書と接着用具を確認する男性](http://choretaku.com/hs-fs/hubfs/magazine/article-images/der-materialspezialist-maker-guide/der-materialspezialist-maker-guide-scene4-20261019-v1.webp?width=1280&height=721&name=der-materialspezialist-maker-guide-scene4-20261019-v1.webp)

接着方法も製品によって異なります。貼り始める前に、指定の手順と用具を揃えましょう。

## ラバーの5分類と、シャベル型のラケット

### アンチ専門という印象だけでは収まらない

公式は、表ソフト、半粒、粒高、裏ソフト、アンチの5群を扱っています。ここまでの4モデルを並べるだけでも、それぞれの役割が違うことが分かります。

| 製品 | 公式分類 | 開発説明から読める着眼点 |
| --- | --- | --- |
| SPINFIRE | 表ソフト | 自分から回転を作る方向 |
| WILDFIRE | 半粒 | アンチ由来の配合で自ら作る回転を抑える方向 |
| HALLUCINATION | 粒高 | 柔らかいゴムと粒頭の摩擦を組み合わせる |
| DIABOLIC SPECIAL | アンチ | スポンジの厚さで減速などの性質を変える |

**このメーカーの面白さは、同じ目標のラバーを何種類も作るというより、異なる方法で返球を組み立てている点にあります。** 裏ソフトを中心に調べてきた人にも、球を速くする以外の設計があると気付かせてくれます。

### SCOOPER AR+は、打球面の形まで変える

ラケットの[SCOOPER AR+公式ページ](https://www.der-materialspezialist.com/Hoelzer/der-materialspezialist/Allround/SCOOPER-AR::206.html)を見ると、丸い楕円形とは異なるシャベル型が目を引きます。バルサを含む5枚合板で、平均重量は65gと記載されています。重量はメーカーの公表値です。

ラケットは、つい速さの記号だけで比べがちです。ところがこの製品は、打球面の形状にも工夫の対象を広げています。特殊な形だから誰にでも扱いやすいとは言えませんが、用具全体を考えるブランドだと分かる例です。

[紅双喜のラケットとラバー](http://choretaku.com/magazine/dhs-maker-guide)が気になった人は、素材や構成に着目した読み方と比べてみても楽しめます。求める打球が変わると、注目する設計も変わります。

### 厚さの選択肢にも、製品ごとの設計が表れる

SPINFIREの公式掲載はOX、1.5mm、1.8mm、2.1mmです。WILDFIREはOX、1.3mm、1.7mm、2.1mmと、スポンジ入りの選択肢も違います。同じメーカーの粒のあるラバーでも、厚さの刻みまで一律ではありません。

HALLUCINATIONはOXと0.7mm、DIABOLIC SPECIALは1.0mm、1.3mm、1.6mmです。これだけでも、厚くして弾ませる方向だけで用具を作っていないことが分かります。**厚さは強さの段階ではなく、製品の構成を選ぶための仕様です。**

SPINFIREの回転を作る説明に惹かれた人と、DIABOLIC SPECIALの減速に惹かれた人では、厚さの数字に求める意味も変わります。同じ数値表を眺めていても、自分の打球を助ける材料として何を期待するのか、読み始める場所は違ってよいのです。

SPINFIREでは、密に並んだ短い粒とゴム配合を組み合わせています。WILDFIREでは、半粒の形とクラシックアンチ由来の配合という組み合わせです。「粒の形」と「ゴムの配合」を分けると、外見上の分類を知るだけでは足りない理由も見えてきます。

粒が短い、長いという言葉は目で追いやすい一方、配合は名前や見た目からは分かりにくい情報です。だからこそ、メーカーが材料の由来に触れている説明を読む価値があります。見慣れた分類の中に、違う材料の考え方を持ち込むところに、このブランドの開発の面白さがあります。

その読み方なら、SPINFIREとWILDFIREの名前が似ていても、それぞれが何を組み合わせた製品なのかを自分の言葉で整理できます。表面の構造と材料に目を向けると、覚えるべき英字名が増えるだけのカタログから、発想を読むカタログへ変わります。

### 材料を読む楽しさは、ラケットにも続く

SCOOPER AR+の公式仕様には、バルサを含む5枚構成、平均65g、打球面15×15cm、厚さ1cmとあります。これらはメーカーの掲載値で、実物を測定した結果ではありません。シャベル型という目を引く形とともに、板の構成や寸法にも製品を理解する情報があります。

見慣れたラケットの形から少し離れると、球を打つ面の輪郭も設計の一部だと気付きます。軽さの数値だけを取り出すより、面の大きさと厚さも一緒に読むことで、どんな用具を持とうとしているのか想像しやすくなります。

創業者が既存の代替品に満足せず、材料を研究したという出発点は、こうした製品の読み方にもつながります。回転を自分から作るためのゴム配合、速い球を抑えるためのスポンジ、打球面の形。**どの材料や構造に働いてほしいのかが、製品ごとの問いになっています。**

マテリアルスペシャリストの用具を読むときは、材料の名前と、その材料に担わせた役割を一緒に追ってみましょう。 粒高、表ソフト、アンチの分類を覚えたあとにも、その違いを知る楽しさが続きます。

## よくある質問

### Q. マテリアルスペシャリストはアンチだけを作るメーカーですか？

A. アンチに加え、表ソフト、半粒、粒高、裏ソフトも扱います。ラケットにも製品があり、SCOOPER AR+のように打球面の形状を工夫した例もあります。

### Q. WILDFIREはアンチラバーですか？

A. 公式の分類は半粒です。アンチ由来のゴム配合という説明はありますが、粒が外側にある構造と、配合が目指す性質を分けて読むと混乱しません。

### Q. ドイツのブランドなら、すべてドイツの自社工場で作っていますか？

A. 公式沿革には、世界各地の供給者に依存する旨の記載があります。ドイツに拠点があることだけで、全製品をドイツの自社工場製とは判断できません。

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#### y0n0zawa

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気づけばデスクワーク歴20年。パソコンの前に座りすぎて、腰は悲鳴をあげ、ついにはヘルニア持ちに。そんなある日、鏡に映った自分の体型に衝撃を受け、「これはまずい」と一念発起。ダイエットと運動不足解消のために20年ぶりに卓球ラケットを握ったら、昔の血が騒ぎ出した。 最初はフォアすら入らず途方に暮れたが、徐々に感覚を取り戻し、今では“ヘルニア持ち卓球戦士”として奮闘中。腰をかばいつつもスマッシュは全力、練習後は湿布と仲良し。学生時代とは違う、大人ならではの視点で卓球を楽しみ直しながら、同じように再チャレンジする人に役立つ情報を発信している。

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