SUMMARY
この記事の要約
家庭用の卓球マシンは、機能の多さより先に「家に置いて使い続けられるか」で候補を絞ると失敗しにくくなります。2026年9月26日にメーカー公式サイトで型番・税込価格・仕様を確認できた現行の9機種を、設置方法、出せる回転、球拾いの手間、電源で比べました。前半で卓球台・広さ・電源・音・球拾いという自宅の条件を確認し、後半で予算と「練習したい球」から1台を選べる構成です。試打や騒音の測定はしていないため、使用感の評価は載せず、公式に書かれた仕様だけで比べています。
この記事でわかること
卓球マシンは「家の条件」と「練習したい球」で選ぶ
結論から書くと、6万円台で始めるならニッタクの「ロボピン」かVICTASの「スピンメイトV」、横回転や斜め回転まで練習したいならニッタクの「ロボッチャ」かバタフライの「ニューギー・1080」(どちらも118,800円)が候補です。配球の順番を登録したり、ランダムに送球させたりしたい場合は、VICTASが販売する「ポンボット ノヴァSプロ」が選択肢に入ります。
ただし、どの機種も卓球台の上か台の端に置いて使う前提です。台を置く場所がない、夜しか打てない、球拾いに時間を取られるといった事情があると、性能の高い機種でも出番が減ります。買ってから「思っていたのと違う」と感じないよう、次の章で家の条件を先に確認してください。
買う前に確認したい、家で卓球マシンを使う条件
自宅に置く前の5つの確認点
- 卓球台を置けるか(マシンは台の上で使う)
- 台の周りに立って打てる余白があるか
- 台の近くにコンセントがあるか
- 打球音や落球音を出せる時間帯と住まいか
- 球拾いをネットで減らすか、手で拾うか
卓球台は必要か(台なしで使えるか)
今回確認した9機種は、すべて卓球台の上か台の端に設置する前提で作られています。たとえばノヴァSプロの公式ページには「卓球台の卓上に置いて使用する仕様」と書かれ、ロボッチャの取扱説明書にも「本体を卓球台の上に置きます」とあります。ニューギー・1080は別売の専用キャディーに載せて台の外から送球できますが、打ち返す台は必要です。
通販では、テーブルや床に置いて乾電池で動く小型機も見かけます。こうした機種は、今回の9機種とは作りと目的が異なるため、比較からは外しました。台がまだない場合は、卓球台のサイズと置ける広さを読んで、台の設置から検討してください。家庭用の卓球台の値段と選び方は、卓球台の値段と家庭用の選び方で比べています。
必要な広さと台上のスペース
家で動ける広さを見極めるために、家具や扉も含めて台のまわりの空きを実際に測ってください。公式サイズの卓球台は長さ274cm×幅152.5cm、高さ76cmです。5m×3mの部屋の中央に置いた場合、天板の端から壁までは前後に各1.13m、左右に各0.7375m残る計算になります。これは家具や扉を含まない計算上の数字なので、自宅の内寸を実際に測ってください。台を置いた部屋でどこまで動けるかは、卓球台のサイズと部屋の広さで詳しく計算しています。
マシンそのものも台の上に場所を取ります。ロボッチャはコントロールボックスのホルダーを台の縁に付け、防球ネットの留め具を台の角に取り付けます。ニューギー・1380は台のエンドに取り付けるタイプで、公式ページには「天板の厚さ18〜30mmの卓球台に設置可能」「国際公式規格サイズの卓球台でのみ使用してください」と書かれています。小さめの家庭用台を持っている場合は、この条件に合うかを先に確かめてください。
電源と配線
確認した機種はどれも家庭のコンセントから電気を取ります。ニッタクの各機種は100Vで、消費電力はロボピンが25W、ロボッチャとロボッチャ44が60W、ロボコーチSTが50W、ロボコーチRXが70Wです。スピンメイトVは公式FAQで最大50W、ニューギー・1080と1380はバタフライの2026年カタログで100V 60Wです。ノヴァSプロは定格電圧DC24Vで、付属の電源アダプター(AC100〜240V)を本体につなぎます。
電源コードは台のエンドからコンセントまで床をはうことになります。プレー中に足を引っかけないよう、壁沿いに通す配置を考えてください。ノヴァSプロの取扱説明書では、電源コンセントを機器の近くに設け、使わないときはアダプターをコンセントから抜くよう求めています。
音と振動、集合住宅での注意
2026年9月時点で、確認したメーカーの公式ページと取扱説明書には、騒音値(dB)の記載がありませんでした。そのため、この記事では「どのくらい静かか」を数字で示せません。家で出る音は、マシンのモーター音、ボールを打つ音、ボールが床に落ちて弾む音、踏み込みの振動に分けて考えると対策を立てやすくなります。
集合住宅では、管理規約や賃貸借契約で楽器や運動の音に決まりがないかを先に確認します。落球音は防球ネットで床に落ちるボールを減らすと小さくできる場合があり、打てる時間帯を日中に絞るのも現実的な方法です。床や壁の防音工事まで考える場合は、自宅に卓球場を作る費用の防音の章を参考にしてください。音の感じ方は人によって違うため、購入前に実機の音を聞く方法を後半で紹介します。
球拾いの手間を減らす方法
マシン練習では、打ったボールがすべて相手側の床に散らばります。拾う手間は機種と周辺品で大きく変わるので、次の4つに分けて考えてください。
| 方法 |
該当する機種・製品 |
拾う作業 |
| ネットなし |
ロボピン、ロボッチャ44、ニューギー・1080。スピンメイトVとノヴァSプロも付属ネットの記載なし |
床に落ちたボールを手で集める |
| 防球ネット・別売の集球ネット |
ロボッチャ(防球ネット付き)、別売の集球ネット |
ネットの下にたまったボールを集めて戻す |
| 回収ネット一体 |
ニューギー・1380 |
ネットで受け止める(本体へ自動で戻るかは公式に記載なし) |
| 自動回収・循環 |
ロボコーチST、ロボコーチRX |
ネットで受けたボールが本体に戻る |
ニッタクのロボットラインナップ一覧表(2025年2月現在)では、ロボッチャは「防球ネット○・ボール循環×」、ロボピンとロボッチャ44は両方とも×、ロボコーチSTとRXは両方とも○です。ニューギーは2026年カタログの装備表で、1380が「回収ネット一式あり」、1080が「なし」とされています。自動で戻るタイプは床置きで大きく、価格も20万円前後からになります。手で拾う時間を減らしたいか、置き場所と予算を優先するかを決めてから機種を選んでください。
卓球マシンの選び方
家の条件で候補が残ったら、次の5つの軸で絞り込みます。
設置方式で選ぶ(卓上置き・台端取り付け・床置き)
卓上置きは台の上に本体を載せる方式で、今回の9機種ではロボピン、スピンメイトV、ロボッチャ、ロボッチャ44、ノヴァSプロが当てはまります。本体は約2.6〜4.8kgで、使い終わったら片付けやすいのが利点です。
台端取り付けはニューギー・1380のように台のエンドに固定する方式で、回収ネットと一体になっています(本体へ自動で戻るかは公式に記載なし)。床置きはロボコーチSTとRXです。キャスター付きの本体を台の後ろに置き、防球ネットが受けたボールを自動で回収します。
練習したい球で選ぶ
必要な送球機能を絞るために、練習したい回転の球を実際に受けてみましょう。機種の差がいちばん出るのは、出せる回転の種類です。卓球歴の長さより、「家で何の球を打ちたいか」で考えると選びやすくなります。
| 練習したい球 |
当てはまる機種 |
| 上回転・下回転 |
ロボピン、スピンメイトVなど |
| ナックル(無回転) |
ロボピン、ロボコーチRX、ノヴァSプロ |
| 横回転・斜め回転 |
ロボッチャ、ニューギー2機種、ロボコーチST・RX、ノヴァSプロ |
| 長短・配球の登録・ランダム |
ロボコーチRX、ノヴァSプロ |
スピンメイトVは公式FAQで「上下回転の発射だけ」と明記され、ロボピンも横回転は出せません。ロボッチャはナックルが出せない代わりに、発射口を回すと横や斜めの回転を含む6方向に切り替えられます。ニューギー2機種は、バタフライの2026年カタログの装備表で、球種が「ドライブ、カット、斜め回転、真横回転」とされています。ノヴァSプロは取扱説明書の仕様で、無スピンを含む9種類のスピンを出せます。
首振り・プログラム・ランダム送球の有無
首振りは、送球の左右の位置を変える機能で、フォアとバックの切り替えやフットワークの練習に使います。今回の9機種はいずれも首振りに対応しています。ロボピンは左右1球ずつの首振りを1〜3段階、スピンメイトVは0〜3段階で調整できます。
さらに実戦に近づけたい場合は、コースを登録できる機種を選びます。ロボコーチRXは送球コースを11種類から選び、32コースまでの配球プログラムを組めます。ノヴァSプロは登録した順に送る「シークエンス送球」と、予測できない「ランダム送球」をワンタッチで切り替えられます。ニューギー2機種は左右の組み合わせで大枠8コースを設定できますが、カタログでは首振りのランダム機能とプログラムの記憶機能は「なし」です。
操作方法(本体・リモコン・操作盤・アプリ)
一人で練習するとき、設定を変えるたびに台の反対側まで歩くのは手間です。ロボピンとスピンメイトVは手元のリモコンで操作できます。ロボッチャはコントロールボックスのホルダーを台の縁に取り付けて使います。ニューギー2機種は、球速・ピッチ・首振りの操作盤をプレーヤー側に置けます。ノヴァSプロは付属のリモコンに加え、スマートフォンアプリで練習メニューを複数保存できます。
ボール規格と収容数
9機種のうち8機種は40mmの硬式プラスチックボール用で、ロボッチャ44だけがラージボール専用です。スピンメイトVは本体を水平にした状態で約80球を収納できると公式FAQに書かれていますが、他の機種は収容数が公式ページに載っていません。中古でニューギーを探す場合は、プラスチックボールに対応したシリアル番号かどうかも確認が必要です(後述のFAQ参照)。
家庭用卓球マシンおすすめ9選
価格はすべて2026年9月26日時点のメーカー公式の税込価格です。実際の販売価格や在庫は販売店によって変わります。
比較表(メーカー公式の税込価格と主な仕様)
機種 (メーカー・品番) |
税込価格 |
設置 |
回転 |
球拾い |
電源 |
重量 |
スピンメイトV (VICTAS 808020) |
61,600円 |
卓上 |
上・下 |
付属ネットの記載なし |
最大50W |
約2.6kg |
ロボピン (ニッタク NT-3025) |
63,800円 |
卓上 |
上・下・ナックル |
ネットなし |
100V 25W |
3.0kg |
ロボッチャ (ニッタク NT-3017) |
118,800円 |
卓上 |
上・下・横・斜め |
防球ネット付き |
100V 60W |
4.6kg |
ニューギー・1080 (バタフライ 74110) |
118,800円 |
台上/キャディー |
ドライブ・カット・ 斜め・真横 |
ネットなし |
100V 60W |
2.5kg (付属品込み3.8kg) |
ポンボット ノヴァSプロ (VICTAS 808060) |
149,600円 |
卓上 |
9種類 (無スピン含む) |
付属ネットの記載なし |
DC24V (アダプター) |
4kg |
ニューギー・1380 (バタフライ 73330) |
151,800円 |
台端取り付け |
ドライブ・カット・ 斜め・真横 |
回収ネット一体 |
100V 60W |
10kg |
ロボッチャ44 (ニッタク NT-3021) |
151,800円 |
卓上 |
ラージ用 |
ネットなし |
100V 60W |
4.8kg |
ロボコーチST (ニッタク NT-3016) |
198,000円 |
床置き |
上・下・横・斜め |
自動回収 |
100V 50W |
13.5kg |
ロボコーチRX (ニッタク NT-3015) |
275,000円 |
床置き |
上・下・横・斜め・ナックル |
自動回収 |
100V 70W |
15.0kg |
ニューギー2機種の回転・電源・重量はバタフライの2026年カタログ、ノヴァSプロの回転・電源は取扱説明書の値です。保証は、ニッタクの各機種とスピンメイトVで1年間と公式に記載があります。ボールはロボピンに2ダース(24個)が付属し、ニッタクのほかの機種とニューギー2機種は別売です。
6万円台で始める:ロボピン、スピンメイトV
ロボピン(ニッタク NT-3025)は63,800円の卓上置き型で、上回転・下回転・ナックルを出せます。上下のホイールの強さを0〜6、ピッチを1〜9で調整でき、コードレスリモコンが付属します。高さ55×幅24×奥行31cm、3.0kgと軽く、別売のロボキャリーバッグに収まります。ボールが24個付いているので、届いたその日に練習を始めやすい機種です。
スピンメイトV(VICTAS 808020)は61,600円で、今回の9機種では最も手頃です。上下のローラー回転数を各0〜8、発射ピッチを1〜6で調整でき、設定は本体前面にデジタルで表示されます。約2.6kgと軽量で、約80球を収納できます。上下回転に絞って、フォア打ちやツッツキの反復から始めたい人に向いています。
11万円台で横回転まで練習する:ロボッチャ、ニューギー・1080
ロボッチャ(ニッタク NT-3017)は118,800円で、上・下・横・斜めの回転を出せる卓上置き型です。防球ネットが付属するため、床に散らばるボールをある程度減らせます。高さ52×幅24×奥行31cm、4.6kgで、ロボピンと同じキャリーバッグに入ります。公式ページによると、2025年12月4日出荷分から電源スイッチの仕様が変わり、取扱説明書も新旧2種類が公開されています。
ニューギー・1080(バタフライ 74110)も118,800円です。カタログではドライブ・カット・斜め回転・真横回転を出せ、送球は1分あたり最大90球です。球速・ピッチ・首振りの操作盤をプレーヤー側に置けます。本体は高さ50.8×幅33×奥行23cm、2.5kg(付属品込み3.8kg)で、回収ネットは付きません。台の上のほか、別売の専用キャディー(16,500円、高さ61〜74cmで調整、キャスター付き)に載せて使えます。
15万円前後で練習の幅を広げる:ポンボット ノヴァSプロ、ニューギー・1380
ポンボット ノヴァSプロ(VICTAS 808060)は149,600円です。取扱説明書の仕様では、無スピンを含む9種類のスピン、毎分30〜90球の送球、2〜15m/秒のサーブ速度に対応します。VICTASはPONGBOT製品の販売代理店で、公式ページでは多彩な練習プログラムと、自作メニュー(カスタムドリル)の保存が紹介されています。左右のスイングは-22°〜22°、発射角度は-20°〜30°の範囲で設定でき、台の端に置く標準の使い方と、ネット際に置く使い方の2通りに対応します。リモコンに保存できる自作メニューは1つまでです。アプリを使うと複数を管理できます。
ニューギー・1380(バタフライ 73330)は151,800円で、ボール回収ネットが本体と一体になった台端取り付け型です。カタログでは1080と同じくドライブ・カット・斜め回転・真横回転を出せ、重量は10kg、電源は100V 60Wです。使用時は高さ75×幅153×奥行28.5cm、収納時は幅34cmまで小さくなります。天板の厚さ18〜30mm、国際公式規格サイズの台でのみ使う条件があるため、手持ちの台の仕様を確かめてから選んでください。
広い部屋・ガレージ向けの床置き型:ロボコーチST、ロボコーチRX
ロボコーチST(ニッタク NT-3016)は198,000円の床置き型で、防球ネットが受けたボールを自動で回収します。上・下・横・斜めの回転に対応し(ナックルは不可)、首振りの範囲内で数か所に送球するタイミング機能があります。本体は高さ107cm(ネット込み137cm)、13.5kgです。
ロボコーチRX(ニッタク NT-3015)は275,000円で、上下2つのホイールでナックルを含む多くの球種を出せます。送球数を1〜999球で設定でき、ボールの長短を自動で変える機能と、32コースまでの配球プログラムを備えます。どちらもキャスター付きですが、台の後ろに大きく場所を取るため、広い部屋やガレージで使う上級者向けと考えてください。
ラージボール用:ロボッチャ44
ロボッチャ44(ニッタク NT-3021)は151,800円のラージボール専用の卓上置き型です。サイズはロボッチャと同じ高さ52×幅24×奥行31cmで、4.8kg、100V 60Wで、防球ネットは付きません。ボールは別売です。40mm用の機種ではラージボールを使えないため、ラージで練習する人はラージ用の機種から選びます。ニッタクには床置き・自動回収型のラージロボ(NT-3020)(275,000円)もあります。床置き・自動回収型は40mm用のロボコーチST・RXで紹介したため、ラージボール用は卓上に置けるロボッチャ44を取り上げました。
今回選ばなかった機種
上位の比較記事で紹介されている機種を含め、次のものは今回の9選に入れていません。
| 機種 |
入れなかった理由 |
| ヤサカ 卓球ロボット Y-M-40+ |
公式の商品ページが確認できず、販売状況が分からないため |
| 三英 ロボポンシリーズ |
メーカー公式サイトで現行の価格・仕様を確認できなかったため |
| iPong V300 |
日本での正規の販売状況と価格を確認できなかったため |
| ニッタク ラージロボ NT-3020 |
ラージボール用の床置き・自動回収型(275,000円・税込)。床置き型は40mm用のロボコーチST・RXで紹介したため、ラージボール用は卓上型のロボッチャ44を選んだ |
| 通販の低価格機・電池式の小型機 |
メーカー公式の仕様を確認できなかったため |
| VICTAS ポンボット オムニプロ |
公式ページの価格が528,000円(税込)で、施設向けの価格帯のため |
本体以外にかかる費用と総額の目安
マシン本体の価格だけで予算を決めると、あとから周辺品で出費が増えます。公式ページで価格を確認できた周辺品は次のとおりです。
| 周辺品 |
メーカー・品番 |
税込価格 |
主な仕様 |
| 折り畳み集球ネット |
VICTAS 804130 |
42,900円 |
W165×H160×D47cm、約6kg |
| マシン用集球ネット |
VICTAS 809060 |
44,000円 |
W220×H180×D40cm、約7kg、組立式 |
| ボールガードネットCH |
ニッタク NT-3740 |
40,700円 |
高さ160.5×幅170×奥行39cm、約8kg、サブネット付き |
| 1080専用キャディー |
バタフライ 74120 |
16,500円 |
高さ61〜74cmで調整、キャスター付き、2.8kg |
| ロボキャリーバッグ |
ニッタク NT-3019 |
7,700円 |
ロボッチャ・ロボピン・ロボッチャ44が入る(防球ネットは入らない) |
たとえばスピンメイトVに折り畳み集球ネットを足すと、ボールを除いて104,500円です。ニューギー・1080に専用キャディーを足すと135,300円になります。本体とネットのメーカーが違う組み合わせは、取り付けやサイズが合うかを販売店に確認してください。
ボールはロボピン以外で別に用意が必要です。マシン練習では一度に多くのボールを使うため、練習球をまとめて用意しておくと球拾いの回数を減らせます。種類や個数の目安は卓球ボールの選び方で確認できます。卓球台からそろえる場合は、台の価格と搬入の条件も合わせて総額を見積もってください。
買う前に練習場のマシンで試したいこと
購入後の使い方を考えるために、練習場で設定変更の手間や送球の感触を試してメモしておきましょう。10万円を超える買い物になることも多いので、購入前に実機を触っておくと判断を誤りにくくなります。卓球マシンを置いている練習場では、台を借りる料金の範囲でマシンを使えるところもあります。練習場の種類や料金の目安は卓球マシン練習場の選び方に、台貸しとマシン練習を一緒に予約する流れは台貸しとマシン練習の利用手順にまとめています。
試すときは、次の点をメモしておくと家での使い方を想像しやすくなります。
練習場で確かめるチェックリスト
- モーター音と打球音、床に落ちる音がどのくらい響くか
- 設定を変えるたびに台の反対側まで歩く必要があるか
- 自分が練習したい回転(横回転やナックル)が本当に必要か
- 台の上でマシンとネットがどのくらい場所を取るか
- 30分でどのくらいの時間を球拾いに使ったか
練習場のマシンは家庭向けと同じ機種とは限りません。それでも、上下回転だけで十分なのか、横回転やランダム配球まで欲しいのかは、実際に打つとはっきりします。必要な機能が分かれば、6万円台で足りるのか、11万円以上の機種が必要なのかを判断できます。
買った日にやりたい最初の設定
最初は速さを抑え、ゆっくりしたピッチでフォームを確かめるところから始めます。ニッタクのロボッチャ取扱説明書(新タイプ、2025年10月発行)には、右利きの人向けに次の入門設定が載っています。
| 練習 |
スピード |
ピッチ |
スピン |
本体角度 |
首振り |
| フォアハンド |
3〜4 |
1〜2 |
上回転 |
やや上方向 |
なし |
| バックハンド |
2〜3 |
1〜2 |
上回転 |
やや上方向 |
なし |
| フォアとバックの切り替え |
4 |
1〜2 |
上回転 |
やや上方向 |
あり |
| ツッツキ |
3 |
1 |
下回転 |
やや上方向 |
なし |
同じ説明書では、慣れてきたらスピードとピッチを上げ、フォアハンドではドライブに挑戦する中上級の設定も紹介しています。ボールが台を越えたり届かなかったりする場合は、本体角度かスピードで調節するよう書かれています。数値の段階は機種ごとに違うため、ほかの機種を使う場合は、それぞれの取扱説明書の目安に合わせてください。
ノヴァSプロを使う場合は、取扱説明書のとおり本体の後端を台のエンドラインにそろえ、本体の中心線を台の中心線と一致させます。どの機種も、マシン練習だけでは相手の打球のばらつきに慣れにくい面があります。一人練習のメニューの組み方や、マシン練習と対人練習のバランスは卓球の一人練習とロボット活用術を参考にしてください。
よくある質問
卓球台がなくても卓球マシンは使えますか
今回紹介した9機種は、すべて卓球台の上か台の端に置いて使う前提です。台なしでテーブルや床に置く乾電池式の小型機もありますが、作りと目的が異なるため比較から外しました。台を置く余裕がない場合は、まず練習場のマシンを使う方法を検討してください。
マンションで卓球マシンを使えますか
使えるかどうかは、住まいの管理規約と音の響き方しだいです。確認したメーカーはいずれも騒音値を公表していないため、数字で判断できません。管理規約を確認したうえで、打つ時間帯を日中に絞り、防球ネットで落球を減らすなどの工夫をしてください。
安い卓球マシンや中古でも練習になりますか
通販の低価格機は、メーカー公式の仕様を確認できなかったため推薦していません。中古品は、修理を受けてもらえるかを型番で確かめてください。ニッタクは修理受付終了のお知らせで、ロボポン2040(NT-3009)など旧型の修理対応を終了しています。バタフライのニューギーは、1080がシリアル番号J140051以降、1380がJ140391以降でプラスチックボールに対応しています。
ラージボールで使える卓球マシンはありますか
ニッタクの「ロボッチャ44(NT-3021)」がラージボール専用の卓上置き型で、税込151,800円です。同じニッタクには、床置きで自動回収型の「ラージロボ(NT-3020)」(税込275,000円)もあります。40mm用の機種ではラージボールを使えないため、置き場所と予算に合わせてどちらかを選んでください。
卓球マシンと練習場は、どちらが費用を抑えられますか
本体と周辺品の総額を、練習場1回あたりの利用料で割ると、何回通えば元が取れるかの目安になります。たとえば練習場の料金を相場の30分500〜600円の中間にあたる550円として比べる場合、スピンメイトV(61,600円)本体だけで約112回分、折り畳み集球ネットを足した104,500円なら190回分です。月に8回通う人なら、単純計算で1年2か月前後から2年前後かかります。卓球台を持っていない場合は台の費用も加わるため、練習場を使う方が費用を抑えやすくなります。練習場の料金の相場は卓球マシン練習場の選び方で確認できます。
まとめ
家庭用の卓球マシンは、卓球台・広さ・電源・音・球拾いの5つを先に確認し、そのうえで練習したい球から機種を選ぶと失敗しにくくなります。上下回転の反復なら6万円台のロボピンかスピンメイトV、横・斜め回転まで練習するならロボッチャかニューギー・1080、配球の登録やランダム送球まで欲しいならノヴァSプロが候補です。迷ったときは練習場のマシンで必要な機能を確かめてから、本体とネット、ボールを合わせた総額で判断してください。