卓球ラバーの色ルール|赤・黒以外は使える?両面の貼り方と大会前確認

赤・黒以外も使える? 卓球ラバーの色ルール
目次

この記事の要約

卓球ラバーの色は、赤と黒の組み合わせに限定されていません。現在は、片面を黒にし、もう片面を黒や使用球と明確に区別できる明るい色にすれば、赤以外の公認色も選べます。国内で公認対象となる色には、赤系、緑系、青系、すみれ色系、ピンク系があります。大会前は公認状態・片面の黒・公認表示の位置・縁と表面・大会要項を確かめ、片面ペンホルダーではラバーのない裏面の色にも条件があります。

この記事でわかること

ただし、色の組み合わせが正しくても、それだけで大会に使えるとは限りません。ラバーが現在も公認されているか、公認表示が見える向きで貼られているか、表面や縁に問題がないかも確認が必要です。大会前は「公認」「色」「貼り方」「状態」「大会要項」の順に見ると、見落としを減らせます。

片面は黒、もう片面は公認された明るい色です。黒と赤、黒と青、黒とピンクなどを選べます。赤と青や青とピンクは黒面がないため不可です。黒と黒は、反対面を明るい色にする条件を満たさないため不可です。

卓球ラバーの色ルールは片面が黒、もう片面が明るい色

国際卓球連盟の現行規則では、ラケットの表面は無光沢とし、片面を黒、もう片面を黒および使用球の色と明確に区別できる明るい色にするよう定めています。日本国内の大会は、国際規則に日本独自の規定を加えた日本卓球協会の現行ルールに基づいて行われます。

両面にラバーを貼る一般的なラケットでは、次の組み合わせで判断できます。

組み合わせ 使用可否 判断の理由
黒と赤 公認品なら使用できます 片面が黒で、反対面を明確に見分けられます
黒と青 公認品なら使用できます 国内で青系は公認対象です
黒と緑 公認品なら使用できます 国内で緑系は公認対象です
黒とすみれ色 公認品なら使用できます 国内ですみれ色系は公認対象です
黒とピンク 公認品なら使用できます 国内でピンク系は公認対象です
赤と青 使用できません 黒の面がありません
黒と黒 使用できません 両面を明確に見分けられません
青とピンク 使用できません 黒の面がありません

色名だけで自己判断せず、その色で公認された製品かを確認してください。同じ商品名でも、販売されている色がすべて競技用として認められているとは限りません。購入時と大会前に、最新の公認用具一覧を見るのが確実です。

作業台に並べた黒と青のラバーを見比べる女性

赤と黒以外に使える色

日本卓球協会の用語集では、黒に加え、レッド系・グリーン系・ブルー系・バイオレット系・ピンク系が公認対象とされています。市販品の「紫」などの呼び名だけで別の公認色があると判断せず、製品ごとの登録を確認します。

色の選択肢が増えた後も、黒の面は必須です。「カラーラバーが解禁されたから両面を好きな色にできる」という意味ではありません。黒と赤以外を組み合わせたい場合も、必ず片面を黒にします。

フォア面とバック面のどちらを黒にしてもよい

黒をフォア面にするか、バック面にするかは選べます。色によってフォア面とバック面が指定されているわけではありません。フォアに黒、バックに赤でも、フォアにピンク、バックに黒でも、色の条件は満たせます。

両面に同じ種類のラバーを貼る必要もありません。裏ソフトと粒高など、性質の異なるラバーを組み合わせる場合も、片面を黒、もう片面を公認された明るい色にします。相手が面を見分けられることが、この色ルールの要点です。

大会で使えるかを5段階で確認する

色だけを見て大会用ラケットの準備を終えると、公認期限や貼り方の不備を見落とすことがあります。次の順に確認してください。

1.ラバーが現在も公認されているか

大会で使うラバーは、日本卓球協会または国際卓球連盟が認めた製品であることが前提です。国際大会の規則では、ラバーが現在認可されていることを求めています。手元に公認マークがあっても、古いラバーが現在の一覧に残っているとは限りません。

商品名だけでなく、メーカー名、商品名、表示番号、色を公認用具一覧と照らします。廃番品や長期間保管していたラバーを使う場合は、購入時の情報ではなく大会時点の一覧を確認してください。

ITTFのラバー認可一覧では、検索欄に商品名やメーカー名を入れ、候補の「Brand」「Product」「Approval Code」を手元の表示と照合します。「Color」は登録色、「Expires On」は期限の欄です。商品名が似ている別製品を選ばず、希望する色まで確認してください。画面上部には一覧の有効期間も表示されます。

国内大会では、ITTFの一覧に見当たらなくても、それだけで使用不可とは決まりません。日本卓球協会の公認品一覧から開けるJTTA公認ラバーリストは、ITTFの一覧を補うものです。国内限定の公認品や、国内での使用期限が別に設定された製品が掲載されています。ITTFの一覧で見つからない場合はJTTAのリストも確認し、国際大会と国内大会の使用条件を混同しないでください。

2.片面が黒になっているか

両面にラバーを貼る場合、まず黒の面があるかを見ます。もう片面は、黒や大会で使用するボールと明確に区別できる公認色を選びます。赤黒であれば現在も問題なく使えます。

黒以外の二色を組み合わせることはできません。フォアとバックを違う色にしただけでは条件を満たさず、片面が黒であることが必要です。

3.公認表示がグリップ側で見えるか

国際大会の競技規則3.2.1.3では、ITTFロゴ、表示番号がある場合はその番号、供給者名、商品名を、グリップに最も近い位置ではっきり見えるように貼ることを求めています。国内でも、日本卓球協会の案内は公認マークやメーカーの商標などをグリップ側に見える状態で貼るよう示しています。

ラバーを上下逆に貼ったり、公認表示を切り落としたりすると確認できません。貼り替えるときは、切る前にロゴの位置と向きを合わせてください。バタフライ公式のラバー貼り手順では、同社の水系接着剤を使う作業を写真付きで確認できます。乾燥時間や対応する貼り方は製品によって異なるため、使用するラバーと接着剤の説明に従ってください。

接着前にピンクのラバーをラケットへ仮置きする女性

4.ラバーの縁と表面に問題がないか

ラバーは、グリップに近く指で握る部分を除き、ラケット本体の外周まで覆い、外にはみ出さないように貼ります。縁から大きく内側へ欠けている、外周よりはみ出している、気泡で面が平らでないといった状態は、大会前に直してください。

表面は無光沢で、物理的・化学的な処理をしていない状態で使います。偶発的な傷や摩耗によるわずかな不均一は認められる場合がありますが、競技面の性質を大きく変える傷みは問題になります。判断に迷う傷、色むら、強い光沢がある場合は、当日まで待たず大会主催者や審判長へ相談します。

5.大会要項と用具検査の案内を読む

大会によって、使用できる用具、検査の時刻、ラケット提出の方法が案内されることがあります。日本国内の公式競技と、地域の交流大会や独自ルールの催しでは扱いが異なる場合もあります。大会要項を優先し、不明点は主催者へ確認してください。

試合開始前は、相手と審判がラケットを調べられるように示します。ただし、予備を持っていても試合中に自由に交換できるわけではありません。ITTF規則3.4.2.4では、偶発的な損傷で使用できなくなった場合に限られます。交換が必要なら審判へ伝え、交換後のラケットも相手と審判に示してください。試合全体の基本事項は日本卓球協会の基本ルールでも確認できます。

ラバーを貼り替えるときの色と表示の確認

貼り替え作業は、接着する前に色と公認表示を確認すると失敗を防げます。切り終えた後では、表示の向きや色の組み合わせを直せません。

購入前に両面の組み合わせを決める

最初に黒を使う面を決め、反対面の色を選びます。同じ色名でも商品ごとに展開が異なるため、販売店の商品説明だけでなく、公認用具一覧に載っている色かを確認します。

現在使っている片面だけを交換する場合も、残す側との組み合わせを見ます。たとえば黒を剥がしてカラーラバーへ替えると、反対面も黒以外なら使用できない組み合わせになります。

今のラバーを塗って色を変えない

色を変えるために、ラバーの表面へ塗料を塗ることは認められません。公認された色の製品を選びます。後述する片面ペンホルダーの、ラバーを貼っていない裏面の着色とは別の話です。

接着剤や厚さを含む用具全体の条件は、卓球ラケットの用具ルールで確認できます。

大会の数日前に打球面を見直す

大会当日の朝に初めて確認すると、貼り直しや問い合わせの時間が足りません。数日前に、公認、色、表示、縁、表面の順で点検します。明るい場所で両面を傾け、強い光沢や色むらがないかも確認してください。

窓辺でラケットの黒いラバー面と縁を点検する女性

規則の確認日は2026年9月5日です。同年9月1日施行の国内改定概要に、ラバーの色の変更は掲載されていません。出場時には最新の競技規則、公認用具一覧、大会要項を確認してください。

片面だけにラバーを貼るペンホルダーの注意点

片面ペンホルダーでは、ラバーを貼っていない面も色の条件から外れません。日本卓球協会は、ラバーを貼った面が黒以外の公認された明るい色なら、貼っていない面を無光沢の黒にするよう案内しています。

黒いラバーを貼る場合は、貼っていない面を黒やボールと明確に区別できる無光沢の明るい色にします。協会は公認ラバーの色を推奨し、特に赤を推奨しています。塗装は単色でむらがなく、ラケット表面の文字や模様が透けない状態にします。

片面式は「ラバーが一枚だから裏面は自由」ではありません。自分で塗装する前に、日本卓球協会のラケットに関する案内と大会要項を確認し、迷う場合は審判長へ相談してください。

色の組み合わせに迷ったら、「片面は黒」「反対面は公認された明るい色」という二点に戻ります。そのうえで、製品の公認状態と貼り方を確認すれば、大会前の判断がしやすくなります。

よくある質問

卓球ラバーは赤と黒以外も大会で使えますか?

使えます。片面を黒にし、もう片面に黒や使用球と明確に区別できる公認された明るい色を使います。国内では赤系、緑系、青系、すみれ色系、ピンク系が公認対象です。製品と色が最新の公認用具一覧に載っているかも確認してください。

黒と青のラバーは使えますか?

青いラバーがその色で公認されていれば使えます。青という色名だけでなく、メーカー名、商品名、表示番号がある場合はその番号を公認用具一覧と照らしてください。

赤と青の組み合わせは使えますか?

使えません。両面の色が違っていても、現行規則は片面を黒と定めています。赤と青、青とピンクなど、黒を含まない組み合わせは現行の色ルールを満たしません。

黒いラバーを両面に貼ってもよいですか?

大会では使えません。相手がどちらの面で打ったかを見分けられるよう、片面を黒、反対面を黒と明確に区別できる明るい色にします。

黒はフォア面とバック面のどちらに貼りますか?

どちらでも構いません。黒を貼る面は規則で指定されていないため、自分の用具構成や見分けやすさに合わせて決められます。

公認マークを切ってしまったラバーは使えますか?

公認表示や商品名などを確認できる状態で貼る必要があるため、大会用には避けてください。貼り付ける前に表示をグリップ側へ合わせ、切り落とさない位置を確認します。

ラバーに少し傷があっても使えますか?

偶発的な傷や摩耗によるわずかな不均一は認められる場合がありますが、表面の性質を大きく変える傷みは問題になります。傷の位置や範囲だけで一律に決めず、事前に大会主催者や審判長へ相談してください。

片面ペンホルダーの裏面は好きな色にできますか?

自由には決められません。黒以外の明るい色のラバーを貼るなら、貼っていない面は無光沢の黒にします。黒いラバーを貼るなら、裏面は黒やボールと区別できる無光沢の明るい色にし、国内では特に赤が推奨されています。

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