【図解でわかる】卓球の基本ルール!初心者が覚えるべき3つのポイントを解説

【図解でわかる】卓球の基本ルール!初心者が覚えるべき3つのポイントを解説
目次

この記事の要約

細かい公式ルールを全部覚えなくても、卓球の試合は「試合の流れ」「得点と失点」「サーブ」の3つを押さえれば始められます。1ゲームは11点先取でサーブは2本ずつ交代し、10対10のデュースからは2点差がつくまで続けてサーブも1本交代になります。サーブは開いた手のひらで静止させたボールを16cm以上ほぼ垂直に投げ上げて落下中に打ち、自分のコート、相手のコートの順にバウンドさせます。ラリー中は、自分のコートで1回バウンドしたボールを2回目のバウンド前に返し、相手コートの上面の端(エッジ)に当たった打球も有効です。

この記事でわかること

はじめに:卓球のルールは3つのポイントで試合ができる

卓球の公式ルールは細かく定められていますが、全てを一度に覚える必要はありません。まずは試合の全体像をつかむことが大切です。

難しく考えず、まずはラリーを楽しむことが上達への近道です

卓球の最大の魅力は、相手とボールを打ち合うラリーの楽しさです。ルールは、そのラリーを公平に進めるための約束事と捉えましょう。初心者の練習では、まずワンバウンドで返す動きを試し、慣れてきたらサーブのトスや得点の数え方を1つずつ確認すると取り組みやすくなります。ここで取り上げる基本ルールを押さえれば、安心して試合を始められます。用具選びや練習場所など、卓球の始め方そのものを知りたい方は、卓球の始め方も参考になります。

ステップ1:試合の流れを覚えよう【開始から終了まで】

卓球の試合は、準備から挨拶まで決まった流れがあります。この流れを理解するだけで、スムーズに試合を進められます。

試合前にラケットを持って向かい合い挨拶を交わす2人のプレーヤー

試合前:じゃんけんでサーブかコートを選ぶ

試合は、じゃんけんやコイントスで始めます。勝った方が「最初にサーブを打つ権利」か「好きな方のコートを選ぶ権利」のどちらかを選択します。例えば、勝った人がサーブを選んだ場合、負けた人はコートを選びます。

試合中:1ゲーム11点先取で、サーブは2本交代

試合はゲーム単位で進行します。

  • 得点 1ゲームは11点先取した方が勝ちです。ただし、スコアが10対10になった場合はデュースとなり、その後2点差をつけた方がそのゲームを取ります。
  • サーブ権 サーブは2本ずつ交代で打ちます。例えば、自分が2本サーブを打ったら、次は相手が2本サーブを打ちます。デュースになった後は、1本ずつの交代に変わります。
  • マッチ 試合全体をマッチと呼び、3ゲームマッチ(2ゲーム先取)や5ゲームマッチ(3ゲーム先取)で行うのが一般的です。

1ゲームの得点に加えて、卓球は何ゲーム先取で勝ちになるかも確認すると、5ゲーム制と7ゲーム制の違いを整理できます。

試合中に点数やサーブの順番が分からなくなりやすい人は、卓球の点数を覚えられないときの数え方とコールで、合計点からサーバーを確かめる方法を確認してください。

試合後:握手と挨拶で締めくくる

全てのゲームが終了したら、お互いの健闘を称えて「ありがとうございました」と挨拶し、握手をします。スポーツマンシップを大切にする、卓球の素晴らしい文化です。

試合の流れの要点

  1. じゃんけんでサーブかコートを決める。
  2. 1ゲーム11点先取、サーブは2本交代。
  3. 試合後は挨拶と握手をする。

ステップ2:得点と失点のルールを理解しよう

卓球の得点は、基本的に相手のミスによって入ります。自分が得点するケースと、失点するケースは表裏一体です。

基本は「相手のミス」で自分に1点入ります

ラリーが続いている中で、相手がボールを正しく返せなかった場合に自分に1点が入ります。逆に、自分がミスをすれば相手に1点が入ります。このシンプルな原則を覚えておきましょう。

よくある得点・失点パターン6選

具体的にどのような場合に得点や失点になるのか、代表的なパターンを紹介します。

  1. 相手が打ったボールが自分のコートに入らない(オーバーミス、ネットミス) 相手の打球がネットを越えずに引っかかったり、卓球台の自分のコートを通り過ぎたりした場合に得点になります。

  2. 自分が打ったボールが、相手のコートで2回バウンドする 自分の打球が相手のコートで1回バウンドしたあと、相手が返せずに2回目のバウンドをした場合、自分の得点です。逆に、相手の打球が自分のコートで2回バウンドするまで返せなければ、相手の得点になります。

  3. 相手が自分の打ったボールを打ち返せない(空振り) 自分の打ったボールを相手が空振りした場合も得点になります。

  4. 台上や台へ向かうボールに、バウンド前に体が触れる 相手が打った球が自分のコートにまだ触れておらず、台の上や台へ向かって飛んでいるときに体などで触れると、オブストラクションで自分の失点です。国際卓球連盟の競技規則2.5.8で条件が定められています。自分のコートに入らず台を通過して遠ざかる球に触れた場合まで、一律に失点になるわけではありません。

  5. 相手のフリーハンドがラリー中に台の上面に触れる ラケットを持っていない方の手(フリーハンド)が、ラリー中に台の上面に触れると、その選手の失点です。日本卓球協会のFAQでは、肘が触れるだけでは罰則がないと説明されています。ただし、体のどの部分でも台を動かしたり、ネットに触れたりすれば失点します。

  6. 相手がボールを連続で2回打つ 意図的にボールを2回続けて打つと失点です。ただし、1回のスイングの中でボールがラケットと、ラケットを持つ手の手首から先に続けて当たった場合は、1回の打球とみなされ有効です。

初心者が特に注意すべき失点 ラリーに夢中になると、バランスを崩して手で台についてしまうことがあります。これは「フリーハンド・オン・ザ・テーブル」という反則で、失点につながります。常に台と一定の距離を保つ意識が大切です。

ステップ3:サーブの基本ルール【ここが最重要】

サーブは、卓球で唯一相手の影響を受けずに自分のペースで打てる技術です。ルールが少し細かいですが、基本さえ押さえれば難しくありません。

サーブのトスのために手のひらを開いてボールを静止させるプレーヤー

正しいサーブの3つの手順

正しいサーブは、以下の手順で行います。初心者はまず、ボールをしっかり上に投げ上げることを意識しましょう。ラケットの持ち方が不安な場合は、卓球ラケットの握り方で基本を確認しておくと安心です。

  1. トス:手のひらを開いてボールを静止させ、ほぼ垂直に16cm以上上げます。
  2. 打球:投げ上げたボールが落ちてくる途中を打ちます。
  3. バウンド:まず自分のコートで1回バウンドさせ、次にネットを越えて相手コートでバウンドさせます。

ネットイン(レット)は「やり直し」と覚える

サーブしたボールがネットに触れてから相手コートに入った場合、そのサーブは「レット」となり、やり直しになります。レットは何回続いてもやり直しで、失点にはなりません。ただし、ネットに触れて相手コートに入らなかった場合は、サーブミスで失点です。

レットとは? 審判のいる試合では、主審が「レット」と宣告して打ち直します。日本卓球協会の用語集にも、主審のレットのコールが説明されています。友人同士の練習でも、やり直すことを互いに確認してから次のサーブを出しましょう。サーブ以外のラリー中にボールがネットに触れて相手コートに入った場合は、そのままプレー続行となります。

初心者が注意すべきサーブの反則例

初心者が無意識のうちにやってしまいがちなサーブの反則を2つ紹介します。

  • ボールを隠す トスの瞬間から打球するまで、ボールが体やユニフォームで相手から隠れないようにします。
  • トスが低い・手から打つ ボールを16cm以上上げずに打ったり、投げ上げずに手のひらから直接打ったりすると反則です。

友人同士で楽しむレベルでは厳しく問われないことも多いですが、正しいフォームを身につけることが上達への第一歩になります。サーブの回転や種類をもっと知りたい場合は、卓球サーブの種類とコツもあわせてご覧ください。

ラリー中のルールは「ワンバウンド返球」だけ

複雑なサーブと比べると、ラリー中のルールは非常にシンプルです。覚えるべきことは1つだけです。

自分のコートで1回バウンドさせてから打ち返します

相手から来たボールは、必ず自分のコートでワンバウンドさせてから返球します。この原則さえ守れば、ラリーは続けられます。

台上や台へ向かう球へのノーバウンド返球は失点です

相手のボールが自分のコートにまだ触れておらず、台の上や台へ向かっているときにラケットで直接打つと、オブストラクションによる失点になります。「ダイレクト」と呼ぶこともありますが、正式な判定では球の位置と進行方向を区別します。テニスやバドミントンとは違う点なので注意が必要です。

ダブルスのルールは3つの追加点を覚えるだけ

ダブルスは、シングルスの基本ルールに加えて3つのルールを覚えるだけで楽しめます。

ダブルスの試合前にペアで位置取りを相談する2人と台の向こうの相手ペア

サーブはコートの右半面から対角線へ

ダブルスのサーブは、必ずサーバー側のコートの右半面から、相手コートの右半面(対角線上のエリア)に入れなければなりません。

パートナーと交互にボールを打ちます

ダブルスでは、AさんとBさんのペア、CさんとDさんのペアで試合をするとします。Aさんがサーブをしたら次はレシーバーのCさんが打ち、その次はAさんのパートナーのBさん、そしてCさんのパートナーのDさんと、4人が必ず交互にボールを打ちます。

ラリー中の打つ順番は、次のとおりです。

  1. Aさん(サーバー)
  2. Cさん(レシーバー)
  3. Bさん(Aさんのパートナー)
  4. Dさん(Cさんのパートナー)

Dさんまで打ったら再びAさんに戻り、この順番を繰り返します。

サーブとレシーブの順番

サーブとレシーブの順番は少し複雑ですが、パターンを覚えれば大丈夫です。

  1. Aさんがサーブを2本、Cさんへ打ちます。
  2. 次はCさんがサーブを2本、Bさんへ打ちます。
  3. 次はBさんがサーブを2本、Dさんへ打ちます。
  4. 次はDさんがサーブを2本、Aさんへ打ちます。
  5. 以降、このローテーションを繰り返します。

ゲームが変わると、最初にサーブを打つペアが入れ替わります。例えば第1ゲームでAさんが最初にCさんへサーブした場合、第2ゲームは相手ペアからのサーブで始まります。Cさんが打つならAさんへ、Dさんが打つならBさんへ向けてサーブします。

ペアでの動き方や連携の作り方は、卓球ダブルスのコツと勝ち方で詳しく解説しています。

試合で役立つ!知っておくと便利なルール知識

最後に、実際の試合で判断に迷いがちなケースについて解説します。これを知っておくと、よりスムーズに試合を進められます。

ボールが台の角(エッジ)に当たったら有効です

打ったボールが卓球台の上面の角、つまり「エッジ」に当たって相手コートに入った場合、これは有効な打球(エッジボール)と見なされます。予測不能な軌道になるため、幸運な得点につながることが多いです。

ボールが台の横(サイド)に当たったら失点です

一方、ボールが卓球台の側面、つまり「サイド」に当たった場合はミスとなり、失点します。エッジかサイドかは、ボールが台の上面に当たったか、側面に当たったかで判断します。

ラケットを持つ手の指や手のひらに当たったボールの扱い

公式ルールでは、手で持ったラケットだけでなく、ラケットを握っている方の手首から先の部分でインプレー中のボールに触れることも「打球」に含まれます。ラケットハンドでの打球が認められるという意味で、手そのものがラケットという用具の一部になるわけではありません。そのため、ラリー中にボールがラケットを持つ手の指や手のひらに当たってから相手コートに入っても、有効な返球となります。

まとめ:基本ルールを覚えて卓球をさらに楽しもう

卓球の試合に必要な基本ルールは、以下の3つのポイントに集約されます。

  1. 試合の流れ: 11点先取、サーブは2本交代。
  2. 得点: 基本的に相手のミスで1点入る。
  3. サーブ: トスを16cm以上上げ、自分のコートと相手のコートに1回ずつバウンドさせる。

最初は戸惑うこともありますが、試合を重ねるうちに自然と身についていきます。細かいルールを気にしすぎるより、まずはラリーを楽しむ気持ちを大切にしましょう。ここまでの基本ルールを押さえれば、友人や家族との卓球がもっと面白くなります。

あわせて確認したい記事

大会に参加する前は、持ち物リストを参考にしてください。

得点の記録を任されたら、スコアシートの記入例を参考にしてください。

試合中の迷いやすい判定には、細かいルールの確認を参考にしてください。

授業の課題として整理するなら、卓球レポートの構成例を参考にしてください。

よくある質問

ラケットを持っていない方の手(フリーハンド)が台に触れても良いですか?

プレー中(インプレー中)にラケットを持っていない方の手が卓球台の上面に触れると失点になります。ただし、プレーが途切れている時であれば、台に手をついても問題ありません。ラリー中は、バランスを崩しても手で台を支えないように注意が必要です。

サーブのトスはどれくらいの高さまで上げれば良いですか?

ルールでは、ボールが手のひらから離れてから16cm以上、ほぼ垂直に上げることが定められています。16cmは、卓球のネットの高さ(15.25cm)より少し高い程度が目安です。安定したサーブを打つために、毎回同じ高さにトスを上げる練習が大切になります。

試合で使うボールの色に決まりはありますか?

公式な試合では、白色またはオレンジ色のボールを使用します。どちらの色を使うかは、卓球台や周囲の色とのコントラストで、ボールが見やすい方を選びます。

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