SUMMARY
この記事の要約
卓球ウェアは、練習だけなら動きやすい吸汗速乾のスポーツウェアで十分です。日本卓球ルールを適用する大会では、原則として上下ともJTTA公認ウェアが必要で、シャツは明らかに色の異なる物を2着以上用意します。購入時は吸汗速乾などの機能表示と仕上がり寸法を確かめ、試着では構えやスイング、しゃがむ動作を試してください。洗濯は製品の品質表示に従い、練習後は濡れたまま放置せずに手入れします。
この記事でわかること
卓球ウェアは練習用と試合用のどちらを選ぶ?

最初に決めることは、ブランドやデザインではありません。大会で着る予定があるかどうかです。用途が決まれば、公認マークが必要か、何着買うかまで絞れます。
| 着る場面 |
選ぶウェア |
最初に見る項目 |
| 教室・部活・個人練習 |
動きやすいスポーツシャツと短パン |
吸汗速乾、伸縮、サイズ |
| 大会へ出る予定がある |
JTTA公認のゲームシャツとショーツ・スカート |
公認マーク、色、大会要項 |
| 練習にも大会にも使いたい |
JTTA公認ウェア |
洗い替え、耐久性、予算 |
卓球を始めるための服装を含め、必要な道具をまとめて確認したい人は卓球に必要なもの一覧も参考にしてください。
練習だけなら動きやすい吸汗速乾ウェアで始められる
練習時の服装に競技上の決まりはありません。バタフライの初心者向け公式ガイドも、練習では動きやすい服を使えると案内しています。手持ちのスポーツ用Tシャツ、短パン、室内シューズがあれば、初回から専用品を一式そろえる必要はありません。
ただし、普段着のTシャツなら何でも同じというわけではありません。商品表示で「吸汗速乾」や「速乾」を確認すると、汗をかいた後の張り付きや着替えの負担を減らせます。ポリエステル製だからといって、機能が同じとは限りません。素材名だけで決めず、機能表示まで見てください。
部活や教室に指定ウェアがある場合は、購入前に顧問や担当者へ確認します。指定を知らずに買うと、使える場面の少ない一着が増えてしまいます。
大会に出るならJTTA公認の上下を選ぶ
日本卓球協会(JTTA)が主催する大会や、日本卓球ルールを適用する大会では、別の但し書きがない限り公認ウェアが必要です。対象はゲームシャツだけではありません。ショーツ、ハーフパンツ、スカートにもJTTA公認マークが求められます。
公認の扱いは大会によって異なる場合があります。地域大会や交流大会でも自己判断せず、大会要項の「競技用服装」「使用用具」などの項目を読みます。記載が分かりにくければ、主催者へ問い合わせるのが確実です。
練習着と試合用ユニフォームは何が違う?
最大の違いは、試合用ウェアには競技規則と大会要項が関係することです。試合用を練習で着ることはできますが、公認されていない練習着を規定のある大会で使えるとは限りません。
| 比較項目 |
練習着 |
試合用ユニフォーム |
| JTTA公認マーク |
原則として不要 |
JTTAルール適用大会では原則必要 |
| シャツの色 |
練習環境の決まりに従う |
使用球や対戦相手のシャツとの区別が必要 |
| 上下の種類 |
スポーツTシャツ、短パンなど |
公認ゲームシャツ、ショーツまたはスカート |
| 選び方の中心 |
快適性、洗いやすさ、価格 |
ルール適合、快適性、予備の色 |
| 購入前の確認先 |
教室や部活の指定 |
商品ページ、大会要項、主催者 |
最初の一着をゲームシャツにすると買い直しを減らせる
半年以内に大会へ出たいなら、最初からJTTA公認のゲームシャツを買う方法があります。練習でも使えるため、試合が決まってから慌てて一式を買い直す必要がありません。
一方、まず体験して続けるか決めたい人は、手持ちの吸汗速乾ウェアで十分です。卓球を続けると決めた段階で試合用を加えれば、初期費用を抑えられます。卓球の始め方では、服装以外の道具・場所・費用も順番に確認できます。
大会で着る卓球ユニフォームのルールは?
大会用ユニフォームは、公認マーク、色、広告や加工の三点を確認します。購入画面に「ゲームシャツ」と書かれているだけで判断せず、商品説明と現物のマークを見てください。
シャツとショーツ・スカートのJTTA公認マークを確認する
JTTAのルールFAQでは、対象大会の競技用シャツとショーツまたはスカートに公認マークが必要だと説明しています。マークは個人へ販売されていないため、一般のTシャツを買って後から縫い付けることはできません。
通販では前面の写真しか掲載されておらず、マークが見えない場合もあります。そのときは商品説明の「JTTA公認」を探します。見つからなければ、販売店かメーカーへ確認してから購入してください。
使用球と明確に違う色を選ぶ
2026年のITTF規則では、シャツ、ショーツ、スカートの主な色を使用球と明確に違う色にするよう定めています。白球を使う大会なら、白が主な色に見えるウェアを避けるのが安全です。
白い模様が少し入っているだけで、直ちに使えないという意味ではありません。判断の対象はウェアの主な色です。写真では色の占める割合が分かりにくい商品もあるため、公認の有無に加えて大会要項を確認します。最終的な服装の適否は、会場の審判長が判断します。
色の異なるシャツを2着用意する

対戦者のシャツは、観客が区別できる程度に異なる色であることも規則に含まれます。色が似ていて当事者間で変更する側を決められない場合、国際規則では主審が抽選で決定します。
JTTAの国内大会FAQは、明らかに異なる色の競技用シャツを2着以上持参するよう案内しています。黒と紺のような近い色ではなく、見た瞬間に区別しやすい組み合わせを選ぶと準備が簡単です。
ダブルスや団体戦では、ペアやチームの服装について大会独自の指定が設けられることもあります。大会要項を読み、必要ならパートナーとシャツの品番・色を事前にそろえてください。
団体戦の注文では、先に全員のサイズと予備色まで一覧にします。「同じメーカーなら揃う」と考えず、品番・色番号・必要枚数を決めて在庫を確認してください。主色と予備色のどちらかに欠品があれば、注文前にチーム全体で選び直せます。
| 注文前の条件 |
先に決めること |
| 初めて団体戦へ出る |
大会要項で揃える範囲を確認し、上下と予備シャツを決める |
| 来年度も同じモデルを使う |
追加購入の可否と継続予定を販売店へ確認する |
| チーム名を入れる |
加工内容・申請・納期を確かめてから発注する |
男女兼用とレディースで同じ色名でも、意匠や寸法が同じとは限りません。各自の試着と、チームで揃える条件の確認を別に行うと、サイズを優先した人だけ服装条件を満たさない事態を避けられます。
広告、チーム名、加工は自己判断しない
公認済みウェアを購入後に個人で加工することは、原則として認められていません。チーム名・校章・広告を付ける場合は、所定の申請が関係します。自分でプリントや刺繍を加える前に、JTTAの案内を確認してください。
広告付きの公認ウェアも注意が必要です。高体連が主催する大会や国民スポーツ大会など、一部の大会では使えない場合があるとJTTAは案内しています。公認マークがあれば全大会で使える、と考えないことが大切です。
大会用ウェアは4点を確認してください。
- シャツとボトムのJTTA公認マーク。
- 使用球と明確に違う主な色。
- 色の異なる予備シャツ。
- 広告・チーム名を含む大会要項。
初めて大会へ出る人は、受付や持ち物も含めて社会人卓球大会へ出る準備を確認しておくと当日の迷いを減らせます。
卓球ウェアで優先したい機能は?
ウェアの機能は、吸汗速乾、動きやすさ、着用時の安心感という順に確認します。多機能な商品ほどよいとは限りません。自分が着る場面で必要な機能を選びます。
吸汗速乾を最初に確認する
卓球用ウェアの多くが重視する機能は、汗を吸って乾かす性能です。バタフライのウェア機能一覧でも、速乾、伸縮、軽量、透け防止などが区別されています。
商品名だけでは機能を判断できません。タグや商品ページに「吸汗速乾」「速乾」と明記されているかを確認します。夏場や空調の弱い体育館で練習する人は、背面や脇がメッシュになった製品も候補です。ただし、ウェアだけで暑さは防げません。体育館での熱中症対策も合わせて実践してください。
ウェアに加えて額の汗や前髪が気になる場合は、卓球用ヘアバンドの選び方で、吸汗性やずれにくさを確認できます。
肩と股関節を妨げない伸縮性を確かめる
シャツはフォアハンドを振ったとき、肩甲骨周辺や脇が引っ張られないものを選びます。パンツは前傾姿勢、横への踏み込み、しゃがむ動作を試し、太ももと股関節に窮屈さがないか確認してください。
「伸縮」表示がある製品でも、体型と裁断が合わなければ動きにくさは残ります。機能表示を確認した後、試着で卓球の動きを再現する順番が確実です。
透けにくさ、ポケット、裾を使用場面で選ぶ
淡い色や薄い生地を選ぶ場合は、汗をかいた状態で透けにくいかを確認します。商品によっては透け防止機能が明示されています。照明の強い店内で、インナーとの組み合わせも見てください。
パンツのポケットは、練習球を持って移動する教室や多球練習で便利です。ただし、試合中にボールを入れたままプレーする用途ではありません。シャツの裾は前傾姿勢で腰が出ず、ラケットの動きへ触れない長さを選びます。
失敗しないサイズの選び方は?
サイズ選びでは、S・M・Lの記号より仕上がり寸法を優先します。同じ記号でも、メーカーや製品ごとに着丈・胸周り・肩幅が違うためです。
手持ちのウェアと仕上がり寸法を比べる
最も簡単な方法は、今着やすいスポーツシャツを平らに置いて測ることです。着丈、身幅または胸周り、肩幅を測り、候補商品の寸法表と比べます。胸周りで記載されている場合は、平置き身幅のおよそ2倍が比較の目安です。
現行商品のMサイズを例にすると、バタフライ「ユーフィニア・シャツ」は着丈68cm・胸周り106cmです。VICTAS「エナジーゲームシャツ」は着丈67cm・胸囲104cmです。同じMでも差があるため、買い替え時も寸法表を開く習慣が役立ちます。
試着では構え、スイング、しゃがむ動作を試す
バタフライは製品ページで、購入前に試着して自分に合うサイズを確かめるよう勧めています。鏡の前で立つだけでは、卓球中の動きやすさまで分かりません。
試着室では、次の順で動きます。
- 両足を開いて前傾し、基本姿勢を取ります。
- フォアとバックの素振りをします。
- 腕を上げ、脇や肩の突っ張りを見ます。
- 左右へ一歩踏み込み、パンツの裾と股関節を確認します。
- しゃがみ、ウエストがずれないかを確かめます。
大きすぎるシャツは腕や裾が余り、小さすぎるシャツは肩や背中を引っ張ります。「少し大きめなら安全」と決めず、上の動作で違和感が少ないサイズを選んでください。
レディース・男女兼用・ジュニアも実寸で比較する
レディースと男女兼用では、同じサイズ記号でも肩幅、胸周り、裾の形が異なります。性別表記を正解として選ぶのではなく、体型と好みに合う寸法を探してください。胸元の開き、袖口、透けにくさも試着時の確認項目です。
ジュニア用は成長を見越して大きくしすぎると、袖や裾が動きを妨げます。現在の体に合う範囲でゆとりを取り、購入前に顧問やクラブの指定サイズがないかも確認します。
卓球ウェアはいくらで揃う?
価格は機能、製造方法、デザインで変わります。相場を断定するより、現行商品の公式価格を基準に予算を組むほうが正確です。
現行ゲームシャツ3例の価格を比較する
2026年9月4日にメーカー公式サイトで確認したゲームシャツの例です。価格改定や販売終了があるため、購入時はリンク先で最新情報を確認してください。
ミズノのシャツ(品番82JAB110)は、メーカー公式の商品ページに「広告付きユニフォームの為、一部の大会で使用できないことがあります」と記載されています(2026年9月25日確認)。JTTAのルールFAQによると、高体連主催の大会や国民スポーツ大会などでは広告付き服装を着用できません。こうした大会に出る予定があるなら、広告付きではない公認シャツを選んでください。
ミズノの初心者向け公式ページでは、ゲームパンツの例が税込4,290円です。同じページのシャツと合わせると上下で8,030円になります。これは1つの現行例であり、すべてのウェアに当てはまる価格ではありません。
主要5メーカーの現行ゲームシャツ・パンツ・スカート20モデルの価格とサイズは、卓球ユニフォームおすすめ20選で比べています。
予算が限られる場合は着る場面から順番を決める
練習だけなら、まず手持ちのスポーツウェアを使います。洗い替えが足りなくなったら、吸汗速乾シャツを追加してください。
大会へ出る場合は、公認シャツと公認ボトムを先に確保します。そのうえで、色の異なる予備シャツを用意します。主催者が公認ボトムを求める大会では、手持ちの短パンを代用できません。安さだけで練習着を買い足す前に、大会要項を確認すると二重購入を避けられます。
卓球シューズも同時に必要なら、ウェアへ予算を使い切らないようにします。卓球シューズの選び方で足幅やサイズの基準も先に確認してください。
卓球ウェアを長持ちさせる洗い方は?

洗濯は、製品に付いた品質表示を最優先にします。そのうえで、メーカーが共通して注意する生地への負担を避けます。
練習後は濡れたまま放置しない
汗を含んだウェアをバッグへ入れたままにせず、帰宅後に取り出します。バタフライの取り扱い上の注意では、濡れた状態での長時間放置や、洗濯液への長時間のつけ置きを避けるよう案内しています。色移りを防ぐため、色物はほかの衣類と分けて洗うことも推奨されています。
試合用を練習でも使うなら、洗濯回数が増えます。一着を連日使うより洗い替えを用意し、帰宅後すぐ手入れできる状態を作るほうが現実的です。
洗濯ネットを使い、漂白剤と乾燥機を避ける
同社の案内は、洗濯ネットの使用、漂白剤を避けること、タンブラー乾燥と高温アイロンを避けることも挙げています。プリントや伸縮素材を守るため、品質表示に合うコースで洗ってください。
すべてのウェアに同じ洗剤や水温が使えるとは限りません。メーカーや製品が変われば注意事項も変わります。公認マークやプリントが剥がれてから慌てないよう、最初の洗濯前にタグを読むことが大切です。
購入前と試合前は何をチェックする?
店頭や通販で迷ったら、次の順で確認します。
購入前チェックリスト
- 練習用か、大会用かを決めましたか。
- 大会用なら、シャツとボトムの両方にJTTA公認表示がありますか。
- 使用予定のボールと明確に異なる色ですか。
- 商品ページの仕上がり寸法を手持ちのウェアと比べましたか。
- 構え、スイング、踏み込みで突っ張りませんか。
- 吸汗速乾など、必要な機能が明記されていますか。
- チームや学校の指定を確認しましたか。
試合前チェックリスト
- 大会要項の競技用服装を読みましたか。
- 公認シャツ、公認ボトム、色の異なる予備シャツを入れましたか。
- 広告付きウェアや追加加工が大会の条件に触れませんか。
- ダブルスや団体戦の服装指定をパートナーと確認しましたか。
- ゼッケン、安全ピン、着替え、タオルを用意しましたか。
卓球ウェア選びの答えは、練習用なら快適に動ける一着、大会用ならルールに合う一着です。条件を満たした候補の中から、着ると気分が上がる色やデザインを選んでください。
よくある質問
練習着として普通のTシャツを着ても問題ありませんか?
練習時の服装に競技上の決まりはないため、動きやすいTシャツで始められます。汗をかく場合は、吸汗速乾の表示があるスポーツウェアが快適です。教室や部活に指定がないか、購入前に確認してください。
JTTA公認マークは後から付けられますか?
個人で後付けできません。JTTA公認マークは公認用具の指定業者だけに販売され、一般の人は購入できません。大会用は、商品説明に「JTTA公認」と明記されたシャツとショーツまたはスカートを選んでください。
白いユニフォームは大会で着られますか?
使用球とウェアの主な色を明確に区別できることが基準です。白球を使う大会では、白が主な色のウェアを避けます。白い模様が少しあるだけで直ちに不可とは限らないため、迷う場合は大会主催者へ確認してください。
試合用パンツにも公認マークは必要ですか?
JTTA主催大会や日本卓球ルールを適用する大会では、別の但し書きがない限り必要です。ショーツ、ハーフパンツ、スカートも対象になります。参加する大会の要項に独自の記載があれば、そちらへ従ってください。
大会用シャツは何着必要ですか?
JTTAの国内大会FAQは、明らかに異なる色のシャツを2着以上持参するよう案内しています。対戦相手と似た色になる場合へ備えるためです。大会要項に別の指定があれば、その条件を優先してください。